DREAMING OF TOMORROW VOL.07 : Buell XB series

D.O.T.の第７回目は
Buellの「XBシリーズ」です。

[SPECIFICATIONS] XB12Ss (XB9S)
Wheelbase : 1,370mm <1,320mm> (1,320mm)
Dry weight : 181kg <179kg> (175kg)
Seat height : 775mm <726mm> (726mm)
Tyre : 120/70ZR17 / 180/55ZR17 *all
Fuel capacity : 16.7L <14.5L> (14L)

※上記「XB9S」とは現行モデルのXB9SXのことではなく、
　XBシリーズ初期にラインナップされていたモデルです。

このD.O.T.シリーズでは初めての試乗経験があるバイクですね。
とりあえず「Buellにも水冷エンジンの出たよ記念」・・・かな。。

試乗した印象としては「クルンクルン曲がる」そんな感じ。
試乗コースが教習所という狭い場所だったこともあり、
低速コーナーばかりだったため余計にそんな印象を持ったのかも。
このXBシリーズに関しては「曲がらない」「乗りにくい」なんていう
否定的な意見もよく目にしますが、そこまで酷くは無かったかな。

実際に試乗できたのがエンジンが小さいXB9SXとXB9Rだったので、
他で言われているほど「とんでもない振動」ではありませんでした。
ドカも振動が少ないバイクでは無いので、これに慣れているせいかも。。
しかし、回転を上げると振動が収束する感じはドカ以上。
ま、それだけアイドル時の振動が大きいとも言えるんですけどね。

振動よりも気になったのは、操作系のユルさ。
あのヘンテコなＦブレーキも見た目ほどスゴくはありませんでした。
すごく抽象的な表現だなぁ（汗
全体にユルく感じたのもやはりドカが基準になっているせいかもしれません。

そんなことも影響してか、アップハンのXB9SXの方がラフに乗れそうな感じで
なんとなくBuellのキャラクターにはこっちの方が合っている気がします。
コーナリングもハングオフ的にきちんと乗ってあげるよりも、
リーンアウトぎみに乗った方が乗りやすかったかな・・・
もう忘れちゃいましたが。。

でも、スタイルに関してはカウル付きのXB9Rの方が好きです。
アッパーカウルだけ残した（元）僕のＳＳと似てるでしょ？(^_^;
これはSV1000Sにも通ずる僕の「お気に入りスタイル」ですな。。

XB-R系のアップハン化はそれなりに普及しているようで、
まんま流用可能なXB-S系のハンドル周りを移植する方法もあるみたいですが、
とはいえそのままではカウル等に干渉してしまうようですね。
アフターマーケットのトップブリッジを使っている人も多いみたい。



さてさて。。。

とりあえず、フレームがタンク等のヘンテコな車体構成は置いといて。。
XBシリーズの特長と言えば、やはりそのコンパクトな車体サイズでしょう。
バイク屋で初めて跨がった時、あの小ささは衝撃的でしたから。

他車種とホイールベースを比較してみると、
XB9S／XB9Scgが1,320mm、XB12Ssが1,370mmなのに対し・・・


［D.O.T.で扱った車種］
1,460mm : GS1200SS
1,460mm : FZ1
1,435mm : SV1000S
1,430mm : TRX850
1,410mm : CB400SB
1,405mm : ER-6n


［その他参考］
1,440mm : Monster S2R
1,410mm : SR400
1,405mm : VTR250
1,395mm : FTR
1,380mm : CBR600RR
1,365mm : XT250X
1,330mm : TRICKER
1,320mm : GrassTracker
1,320mm : MAGNA50
1,215mm : RZ50
1,190mm : Ape100


1,320mmっていうとグラストラッカーと同じですからねぇ。
因みに、ビッグボーイじゃなくて小さい方のグラストラッカーですよ。
ていうか、マグナ50と同じってのは一体どーなってんのよっ！！？？(^_^;

ま、ホイールベースが短いからって扱いやすい＆乗りやすいかっていうと、
決してそんなことは無いわけで、それこそがBuellがBuellらしいところ・・・

結構気になるバイクでありながら、いまいち触手が伸びないというか、
「絶対にコレに乗りたいっ！」とまでは思えないところが
またしてもBuellがBuellらしいところなんではないかと思うわけでありますｗ

でも、これであと20kg以上軽かったら買うぞ、マジで（汗